阿賀町内には、草倉、持倉、三川などの大きな鉱山跡があり、草倉には足尾につながる深い歴史、三川には選鉱場の遺構、そして持倉には天空の城ラピュタを彷彿とさせるカラミ煉瓦の事務所跡の建物の遺構が残っています。これらは明治~昭和期に操業していた鉱山で、近代産業の歴史をたどることができる重要な遺構です。現在鉱山跡は組合管理区域になっており立入許可が必要な場合があります。
★ 2022年8月23日 持倉鉱山が「持倉鉱山からみ煉瓦(れんが)遺構」として、産業遺産学会の「推薦産業遺産」に認定されました。
●三川鉱山跡
1530年(天保2年)~1962年(昭和37年) 金・銀・銅・鉛・亜鉛・硫化鉄を産出
遺構:電気炉・選鉱場・建造物
●持倉鉱山跡
1700年頃~1963年(昭和38年) 金・銀・銅・鉛・亜鉛・蛍石を産出
遺構:事務所、精錬所
●草倉鉱山跡
1740年頃~1920年(大正9年) 銅を産出
遺構:事務所や社宅の石垣・坑道・坑夫の墓
■2021年4月18日 持倉鉱山跡観察会(東蒲自然同好会 渡部通氏)
赤谷鉱山跡(新発田市)