阿賀町七名地区(中山集落)には、高倉宮以仁王が落ち延びたとの伝説があり、実際に中山集落には以仁王のものと伝わる墳墓が存在しており、時代は下り宮城三平、また民俗学者の柳田国男が現地を訪ね、その調査を行っています。
現在そういった歴史ロマンを求め、各地から参拝される方もいるが、認知度は地元の方も含め低く、あまり重要視されていません。
もしかしたら阿賀町の「宝」のひとつとしてアピールできるかもしれないこの「以仁王伝説」を町内外の方に広く知ってもらおうという目的で、今年(2021年)10月に七福の里活性化委員会からの委託を受けて、弊社(阿賀まちづくり株式会社)が企画・運営を担当して「阿賀町で没す!以仁王伝説の謎に迫る」を開催しました。
コロナ禍の中、参加者数を制限して行わなくてはならなかったが、町内外から(遠くは長野県から)スタッフ入れて35名のもの参加者が集まり、参加された方々の反応はおおむね良好で、続編をのぞむ声も多くきかれました。
そこで、平成4年度はその範囲を阿賀町から新潟県全体と会津地方に拡大し、以仁王伝説の理解を深めるとともに、いかに活かすかという目的であらためて第1回「以仁王伝説シンポジウム」を開催します。
開催日時:2022年10月23日(日)10:00
会場:阿賀町文化福祉会館
Map 新潟県東蒲原郡阿賀町津川2136
参加費:2,500円 (資料代・弁当代など)
定員:100名 要予約・先着順
申込:申込フォーム
阿賀まちづくり株式会社 TEL.070-8987-3747
主催:高倉宮以仁王伝説しンポジ有無実行委員会
後援:阿賀町教育委員会
協力:新潟県民俗学会 阿賀まちづくり株式会社
お問い合わせ:阿賀まちづくり株式会社 TEL.070-8987-3747
●開催目的
・阿賀町の代表的伝説である「高倉宮以仁王伝説」と、各地の伝承を学習する。
・伝承地の活動を学び、交流への対応を検討する。
・伝承を通して郷土愛を深め地域活性化を図ることはもとより、保存及び観光資源としての活用を検討する。
●スケジュール 10月23日(日)
9:00 受付開始
10:00 開会来賓あいさつ
10:30 資料と以仁王伝説の概要説明(堀口一彦)
10:40 講演「阿賀町の高倉宮以仁王伝説について」
小澤弘道(NPO法人民俗芸能を継承するふくしまの会、前・福島県民俗学会副会長)
12:00 午前の部終了。昼食休憩
13:00 シンポジウム開始コーディネーター・パネラー紹介
13:10 テーマ「以仁王伝説と地域づくり」
コーディネーター佐藤和彦(新潟県民俗学会会長)
パネラー各自15分で活動紹介、その後ディスカッション
1.「学校教育と高倉宮以仁王伝説」
小澤弘道(NPO法人民俗芸能を継承するふくしまの会、前・福島県民俗学会副会長)
2.「まんが「以仁王伝説」執筆の思い出」
高橋郁丸(新潟県民俗学会理事)
3.「会津から八十里越で越後入りした高倉宮」
山崎幸和(日本山岳会越後支部名誉会員、全国弥彦神社研究会事務局長)
4.「上条組における以仁王伝説」
石田収全(元・郷土の歴史を訪ねる会副会長)
14:30 質疑応答
15:00 閉会